かんたんな注意事項

心身不調の際に精神科・心療内科・メンタルクリニックを受診・通院するとき(あるいは、その前に)、あらかじめ念頭に置いたほうが良いと思われる事項を説明します。 また、医療機関では対応が困難なトラブル・生活問題や社会問題・犯罪被害についての相談窓口や法制度・社会資源などを簡単にまとめます。 [*順不同、思いつくままに書きますので、体系的ではありません。]

向精神薬内服中に定期的に受けるべき血液検査

 血液検査を嫌がる患者さんは多いです。当たり前ですね。誰だって痛い思いはしたくないでしょう。ただ、継続的に内服する以上は、以下の点から、どうしても定期的な血液検査が必要になります。

 

 

(1)肝機能検査・腎機能検査

 どんな薬でも、肝臓や腎臓で解毒処理されて排泄されますので、肝機能・腎機能が何らかの原因で低下すると、薬物血中濃度が高まり主作用も副作用も強く出現します。肝機能検査・腎機能検査は定期的に受けましょう。

(2)血糖値・平均血糖検査

 非定型抗精神病薬(ジプレキサ・セロクエル・その他)は、耐糖能異常(高血糖など)を引き起こすことがあるので、血糖値・平均血糖検査は定期的に受けましょう。

(3)CBC(末梢血)検査、白血球分画検査

 気分安定薬(抗てんかん薬)は、安全域が狭いため、ちょっとした血中濃度の高まりで中毒域になりますので、薬物血中濃度検査は定期的に受けましょう。また、顆粒球減少・再生不良性貧血などの骨髄系の副作用を引き起こす危険性があるので、CBC(末梢血)検査、白血球分画検査も必ず定期的に受けましょう。

(4)甲状腺機能検査

 炭酸リチウムは、甲状腺機能低下を引き起こす可能性があるので、必ず定期的に甲状腺機能検査と薬物血中濃度検査を受けましょう。

 

 誰しも注射針を刺されるのは嫌ですが、自分の体を守るために必ず定期的に血液検査を受けてください。